平成21年卒 佐藤一光さんインタビュー

shoudai-kun2010-11-25


小樽商大では税理士公認会計士試験を目指したり,会計を勉強している人が多いよね!!
今日は,会計プロジェクトメンバーとして初めて,見事公認会計士試験を突破した卒業生の佐藤くんへのインタビューだよ!!
試験合格までどんな道のりだったのか。早速佐藤くんに話を聞いてみよう!!

☆   ☆     ☆

◎学生時代はどんな学生でしたか
学生時代は、色々なことに首を突っ込んでいましたね。

商大に入ったときには周りに一人も知り合いがいなかったので、
「失うものが何も無い、これはチャンスだ!」と思い、どんどん新しいこと苦手なことにチャレンジしていました。
生まれて初めてチェロを弾いてみたり、経済学科なのに法律や会計のサークルに入ったり、
服屋の店員さんに自分から話しかけてみたり北海道を横断したり、社会人にインタビューしに行ったり。
家庭教師やライブ会場の設営のアルバイトや、他大学との交流活動なんてのもやっていました。
唯一の心残りは、海外に留学しなかったことぐらいですね。

もちろん、慣れていないこと苦手なことをやっているわけですから、当然悩みや失敗は非常に多かったです。
でも、それを恐れていては先に進めないし、同じミスを二度としないようにしていけば良いだけなので、
結構体当たりでぶつかって行ったことは多かったですね。
色々考えて出足が遅れるより、とりあえず失敗してもぶつかって行って、
間違ったらその都度修正する
方が、うまく行くことが多いように思います。

そうやってぶつかって行った中で、自分の得意・不得意ややりたいこと、
自分の課題がだんだん明らかになり、最終的に公認会計士という道を選ぶに至りました。


公認会計士試験を目指そうと思ったきっかけは?
商大で開催された、公認会計士セミナーがきっかけです。
会計プロジェクトという会計のサークルが主催していたのですが、そこで初めて公認会計士という職業の存在を知りました。
元々、プロフェッショナルという立場でより高い水準の能力が求められる仕事がしたかったということと、自分の判断責任において客観的に意見を言える仕事という点に魅力を感じました。
加えて、日本で最難関の国家試験に是非挑戦してみたいという思いもあり、
直接会計士の方にお話を聞きに行ったり、社会人の方々の意見も参考にした上で、
公認会計士という道を選ぶ決断をしました。



◎試験勉強はどのように進めたんですか
まずは、一次試験である短答式試験を突破するために、かなり早い時期から
短答式試験に特化した勉強をしていました。
一回目の短答式試験は残念ながら不合格だったのですが、専門学校任せの自分の受動的な勉強スタイルが原因であると感じたため、
自分で勉強のやり方を考えるようになりました。
すると成績が急に伸び出し、一次試験、二次試験と続けて合格することができました。

また、一回目の短答式試験に落ちた後、学費を稼ぐために家庭教師のアルバイトを始めたのですが、
生徒に勉強の仕方を教える中で、自分の勉強方法の間違いに気づき、改善することも多かったので一石二鳥でした。

ちなみに、「バイトなんてしてたら、試験に受からないよ」とよく言われましたが、それが自分にとって良いプレッシャーになっていました。



◎合格できた秘訣は何ですか
それは仲間ですね。


受験勉強は孤独な戦いだと思われがちですが、それは間違いです。
お互いに高め合い、励まし合える仲間がいなければ、私の合格はあり得ませんでした。
会計士試験、特に二次試験は、年に一回しかないため、非常に大きなプレッシャーがかかります。
人生がかかればかかるほど、本気であればあるほど、その重みがのしかかってきます。

私は二次試験の前日、緊張のあまりペンが持てなくなりました。
そんなとき、「大丈夫、今までやってきたことを信じよう」と言ってキットカットを差し入れてくれるような仲間がいなければ、
私は試験を受けることすらままならなかったかもしれません。
試験に合格できたこと自体も非常に嬉しいのですが、そういった仲間を得られたことが、
何より嬉しく思います。

あとは、当たり前のことですが、主体的に取り組むことですね。
自分の人生に責任を持つようになると、勉強に限らず、色々変わってくると思います。


◎今後の目標を教えてください!
試験に合格して、ようやくスタートラインに立てたに過ぎないので、これからどのような価値付加していけるかが重要だと思います。

今後は、企業内会計士の役割というものを明確にしていきたいですね。
私は監査法人ではなく、一般企業の経理の道を選んだので、監査法人の監査を受ける前の一次予防的な役割を果たしていきたいと思います。
また、これからは「公認会計士」として周囲から見られることになるので、その期待に応えられるよう、常に自分の能力を磨いていきます。
最終的に、何らかの形で北海道経済に貢献できたら嬉しいですね。



◎会計士に興味がある人、会計を学ぶ人に一言!
会計は、地図のようなものだと思います。
会社がどのようなポジションにいて、どこに向かっていけばいいのか
会計がわからなければ、スタートもゴールも、方向すらもわからないまま、手探りで彷徨い続けるしかありません。
しかも、失敗しても、何が失敗で、どうしたら克服できるかがわからないので、いつまでも間違い続けます。
数字がすべてではありませんが、数字からわかることが多いというのは事実です。
特に、現代社会のように、変化が激しく先行きが不透明な時代には、それは大きな武器となるはずです。

ただし、昨今の粉飾事件等、会計関連の事件を見ればわかる通り、その武器を私利私欲のために使ってしまう人もいます。
会計というのはあくまでも道具であり、大切なのはそれを使う人の人間性だと思います。
会計の知識を武器として高めていくとともに、自分自身の人間性を高めていくことは非常に重要です。
また、会計だけでなく、法律や経済学などにも興味を持ち、幅広い観点から物事を考えられるようになってもらいたいですね。




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お楽しみに!