歴代校長・学長紹介 第9弾!

shoudai-kun2011-05-31


今日は第6代目学長 藤井 榮一先生を紹介するよ!!

◇     ◇     ◇

藤井榮一先生は東京商科大学(現在の一橋大学)大学院経済学研究科を修了後、小樽商科大学の講師(1958年4月)、助教授、教授を経て、1984年(昭和59年)に52歳という異例の若さで第6代学長に着任し、1992年(平成4年)までの8年間務めたんだよ。


上の写真は専任講師に就任した頃の藤井先生(1959年卒業アルバム)

藤井先生は、通算6年の海外での研究生活を経験し国際的にも著名な経済学者だったんだ。
学生部長、図書館長など学内の要職を長期間歴任し、若いうちから将来の学長と目される等、本学の大黒柱として大きな責任を果たしてきたんだって。
藤井先生いえば、背中の寒くなる先輩卒業生も。
学生の教育には厳しく、教授時代に担当した理論経済学の科目では、「先生の単位を取得するのは学生の勲章であった」と言われているよ。
先生は今も、過去の試験問題お持ちだよ。

藤井先生の学長時代の主な成果は3つあって、全て平成3年だね。

1. 学科改組

変化の著しい情報教育のニーズに対応するために、「管理科学科」を情報分野についての基礎教育に重点を置く「社会情報学科」に改組し、現行法の機能と構造の著しい変化と、時代の要請に適切に応える人材育成を図るために、経営法学コースを「企業法学科」として昇格させた。


2. 言語センター

国際交流の急速な伸展・拡大とその複雑・多様化に対応するため言語センターの新設を実現させた。


3. 夜間主コースの新設


商学科のみであった短期大学部を発展的に解消し、現在と同じ経済学科・商学科・企業法学科・社会情報学科の4学科からなる4年生の夜間主コースを設置した。

その他にも
・昭和40年代の大学紛争の時には学生部長として学生との交渉にあたった。
・昭和59年に学長に就任されてからは、緑丘会とともに教育研究助成金のための基金作りに努力、また学外にあっては国立大学協会をはじめ北海道、小樽市の各種審議会委員を務める。
小樽商科大学小樽市のために尽力したんだ。

☆    ☆      ☆

現在商大にある、夜間主コース・社会情報学科・企業法学科・言語センターを作ったのは8代目学長の藤井先生だったんだね!

次回は、第7代学長の山田 家正先生の紹介だよ!
お楽しみに!!

総合科目IIを受講している新入生のインタビューだよ!

shoudai-kun2011-05-30


商大ではキャリア教育の一環として総合科目II「社会科学と職業」という授業を開講しているんだけど,今日は受講生の4人に対して行われたグループインタビューの様子をお伝えするよ!

(コーディネーター:山本さん,参加1年生:横濱大成くん,吉田匡克くん,風間茜さん,沼田真菜さん)

山本さん:まずは総合科目IIのグループワークという講義形式についてどう思うかお聞かせください

横濱くん:
商大はクラスがないと聞いていて,サークルやクラブに所属してないと友達ができにくいと聞いていたのですが,総合科目でグループになって作業をするため,友達ができてよかったです

風間さん:
座学だったら受け身の授業だけど,グループディスカッションということで,自分の意見を言ったり,コミュニケーションをとる機会が多く,普段消極的な人でも自分の意見を言えるようになるんじゃないかなと思うので,とてもいい授業だと思います

山本さん:グループの中には話さないで聞いてばかりの人もいないですか?

沼田さん:
そんなことないです。割と皆話しますね。
黙ってる時間もあるけど,誰かが話題をポンと出してくれれば皆けっこう話し始めますね。

山本さん:総合科目IIは「社会科学と職業」という名前も付いていて,小樽商大の<初年次キャリア教育導入科目>として位置づけられています。
つまり,皆さんが就職活動を始める際に,自分はどんな職業に就きたいのかわからない,というようなことがないように1年生のうちから働く(=仕事を通じて社会と関わる)ということを少しでも考えてほしいということです。また卒業後の自分のことを考えることで,主体的に4年間の大学生活を充実させるというモチベーションを高めてほしいのです。
まだ数回しか授業やってないけど,働くことに対するイメージはわきましたか?

横濱くん:
僕はずっとITの分野で起業して働きたいと思っていて,それを徐々に周りの人に話すようになってきたんですが,温度差を感じることがたびたびあります。
将来についてイメージを持っていない学生も結構いるようです。
働くイメージを持った人たちとのグループディスカッションの方がより議論が深くなるように思います。

吉田くん:
僕の周りは結構夢を持った人が多いですけどね(笑)

山本さん:総合科目IIの最初の授業でやったように,大学入学前に持っていたイメージと入学後の現実が違った,という人もいると思うけど,皆さんはどうですか?

沼田さん:
思ったよりも楽しいですね。
正直もっと寝たりしてる人もいるのかなと思ったけど,そんなことなかったです。

横濱くん:
いい意味で裏切られた部分として,講義が本当に教授の好きなことをやってるんだなあと感じます。
それと高校は常に心のどこかに受験のことがあったんだけど,大学は自分の好きなのだけを選んで勉強できるのがいいです。

風間さん:
大学に入ってびっくりしたのは,先輩が皆すごい大人だということです。
この人が1コ上なんだ,と驚かされることが多いです。

山本さん:話題を総合科目IIに戻します。もう少しこうして欲しいというような提案などはありますか?

吉田くん:
もう少し同じグループのままでいたらもっと仲良くなって,総合科目以外でも話せるような友達になれると思うので,席替えがちょっと早いかなと。

風間さん:
それはそう思います。
大教室でやる他の講義は,やっぱりただ受けて帰るだけで友達にはなりにくいので,総合科目IIでたくさんの人と知り合いたいです。

山本:ところで皆はなぜルーキーズキャンプに参加しようと思ったんですか?
※ 4人はルーキーズキャンプにも参加しています。

沼田さん:
大学のパンフレットで読んでいてすごい楽しそうだなと思って。
私推薦入学なんですけど,その志望理由書にも参加したい,って書きました!

吉田くん:
商大くんがいく!とか見てたらすごい楽しそうだよね。

風間さん:
うんうん。高校で1年間受験勉強しているときは毎日見てました。
あれ見て絶対入ろうと思ったし,パンフレットもたくさん読んで,ルーキーズキャンプは絶対行こうと思ったし,マジプロも凄い良いなと思いました。

横濱くん:
僕はルーキーズキャンプで,4年間通して一緒にいれるような友達を作りたいなと思って参加しました。

山本:ルーキーズキャンプへ行って学んだことを,総合科目でいかして周りの学生にどんどん刺激を与えて,商大全体を盛り上げていってほしいなと思います。
みなさんありがとうございました。

◇     ◇     ◇

グループワークを中心とした授業
実際に受けている学生の声を聞くととっても楽しそうだね!
授業が終わるころには、皆も次の新入生に「大人」って思ってもらえるくらい成長するんだろうな〜

そして「商大くんがいく!」を高校生の時から見ていてくれてたという嬉しいコメントが!

ありがと〜〜〜これからも頑張らなくちゃ♪

総合科目IIの次回報告もお楽しみに!

保健管理センターから学生の皆さんへのメッセージ

shoudai-kun2011-05-29


先日のブログで、一般教育等の杉山成先生から「五月病」について教えてもらったけど、今日は「健康」をテーマとした第2弾!
今日は、保健管理センターから「靴ずれ」について学生のみんなにメッセージが届いているよ!

☆     ★     ☆     ★     ☆

ようやく小樽にも春が訪れ、構内には桜を始め様々な花が咲き始めていますね。
もう少しすると保健管理センター前にある藤棚にも薄紫色の見事な藤の花をつけてくれることでしょう。他にも、ラベンダーやチューリップなど私たちを楽しませくれる沢山の花が大学構内で咲きますね!

今日は日ごろから少し気になっていた学生の皆さんの「足元」について思うところを書いてみます。

保健管理センターには、「靴ずれ」で来る方が年間を通して結構います。

主にアキレス腱の付近や足先周辺で、赤みや水疱形成、さらに、出血しているケースなど程度は様々です。原因は、素足で靴を履いたり、靴が足に合っていない、また、この商大の坂道を登るには適していない靴の選択、などが考えられます。通常の処置は絆創膏を貼るなどして保護します。

しかし、たかが「靴ずれ」と思わないでください。これは摩擦によって引き起こされる皮膚の外傷です。適切な処置をせず、感染を起こした場合は炎症や化膿もします。また局所の炎症から、蜂窩織炎といった重い炎症や、膝裏、大腿の付け根に向かってリンパ線状に赤くなることもあります。そうなった場合は、何より安静にして医療機関で抗生剤による治療が必要になります。

合わない靴を長く履き続けていると足に様々なトラブルが起きます。

よくあるケースとしては外反母趾(拇指が外側に曲がる変形)があります。これは主に、強く締め付ける靴や負担をかけるスポーツなどによって、足先周辺に繰り返し外力がかかることで起きます。また『ハンマートゥ』(足指の関節が床側に曲がる変形)といった変形もあります。これも合わない靴などで起きる場合があります。
足の変形は、進むと強い痛みを伴う場合があり歩行にも支障が出るため、肩こりや、腰痛、膝の関節痛、頭痛などの原因にもなると考えられています。

また、足の爪のトラブルもあります。
『陥入(かんにゅう)爪(そう)』(爪が周囲の組織に食い込む。)や『巻き爪』(爪が圧迫を受けて湾曲したように丸まる。)と呼ばれるものがありますが、やはり炎症が起きると痛みで歩行も辛くなります。

どれも、症状が進行すると手術が必要になる場合があります。

 女子学生の足元は、本当におシャレで可愛らしくなりました。それはとてもほほえましいです。デザインも大切ですが、どうか、足に合った靴を選んで下さい。特にエナメルの靴は足にフィットしづらいのでサイズ選びは慎重に!これからの季節、ミュールやサンダルなどは素足ではく機会も多く、そのため靴ずれが起きやすい様です。また、ヒールの形状によっては(素材にもよりますが)建物の中で歩くと音がかなり響きますので校舎内では気をつけて下さいね。

男子学生の皆さん、素足に新品スニーカーを履く際は、靴ずれ対策も忘れずに。

おシャレを楽しむとともに、自分の体や健康も大切にして下さいね。

☆     ★     ☆     ★     ☆
ありがとうございました!
確かに、この地獄坂を登ってくるの僕達には、足のケアも必要だね!!みんなも気をつけてね!

総合科目Ⅱを紹介するよ!

shoudai-kun2011-05-28


今日は新入生向けに開講されている総合科目Ⅱの様子をレポートするよ!

本学は文部科学省から就業力GP(大学生の就業力育成支援事業)に採択されたこともあって,キャリア教育にこれまで以上の力を注ぐことになったんだ.

第4回目の今回からは,4週連続でキャリアバンクジョブカフェ北海道という企業で働いている方が,講師として皆のキャリア教育に協力してくれるんだ!(講師4名のプロフィールについては次回以降紹介する予定だよ)



企業で働いている人が講師ということで,皆いつもと違った新鮮な気持ちでお話を聞いていたね.


今回のテーマは「変革型リーダー」についてだ.これまでに何かしらのリーダーをやったことがある学生がすごく多かったね.


「発表したいグループありますか?」と聞かれると,下を向いちゃう人が多いけど,皆発表するのは嫌なのかな?
ううん,当てられるドキドキ感を楽しんでいるだけだよね?


だって,当てられていざ前に出たら,皆はきはきと発表してるもんね!

これから少しずつでも,積極的に手を挙げられるようになってくれると信じてるからネッ.


次回は総合科目について1年生にインタビューしちゃうぞ!

今日は岩本先生のインタビューだよ!

shoudai-kun2011-05-27


・小樽商大に着任されて約1ヶ月が経ちましたが、いかがですか?慣れましたか?
 慣れました。地獄坂を除いては(これは多分、慣れることはないでしょうね)。


・小樽商大に着任される前は何をなさっていましたか?
 着任前は北海道大学法学研究科博士後期課程に在籍していました。もともと奈良の出身で、奈良県の高校を卒業後(1年浪人)、学部は鹿児島大学を卒業、修士熊本大学を修了(1年浪人)、そして今年の3月に北大の博士課程を修了して(2年留年)、現在に至ります。


・先生の専門分野を教えて下さい。
 民法です。特に詐欺について、これまで勉強してきました(刑法だけではなく、民法にも詐欺の規定があるのです)。近代の法制度それ自体が人間の自由意思の存在を前提として構築されているのですが、近時の脳科学研究では人間の自由意思を否定する見解が優勢のようですので、最近は脳科学研究を前提とした司法制度の在り方に興味を持っています。


・動物に例えるとご自分は何と言われることが多いですか?または何だと思いますか?
 犬だと思います。ご主人様(?)と学問に誠実です。


・小樽商大に対してどのようなイメージをお持ちでしたか?又、着任されてイメージは変わりましたか?
 商大は北大の指導教官として御指導いただいた池田清治先生の出身大学でもありますし、北大の院生時代から商大の諸先生方にもお世話になっていましたので、商大はとても身近に感じていました。
 着任後は、商大生に対するイメージが具体的になりました。まだゼミしか担当していませんので、その限りのことですが、 皆しっかりとした目標を持ち、ゼミにおいても活発に議論へ参加し、質問に対する切り替えしも速く、頭の良さを感じています。


・小樽とどのように関わっていきたいとお考えですか?
 その特色と地域性に根差した研究のために小樽と・・・・・・うそです。正直、今一番気になるのは「自分に合った飲める店があるのかないのか」です。まずはここから小樽と前向きに関わっていきたいですね!


・趣味・特技等ありましたら教えていただけますか?
 趣味は映画・読書・ゲームです。完全にインドア派です。自動車の運転免許をまだ持っていないので、免許を取ったら車も趣味に加えたいです。車もある意味、インドアですよね?


・商大生・小樽のみなさんにメッセージをお願いします。
 私が大学受験の浪人中に、ある予備校の先生が「学部時代に本を1000冊読め。そうすれば世の中の見方が変わる」と仰っていました。この言葉がずっと私の頭に残っていて、実践し、気が付けば、大学の先生になっていました(実際は1000冊も読んでませんが・・・)。何事も「きっかけ」は小さなことなのかもしれません。大切なことは、この小さな「きっかけ」を見逃さないように敏感でいることだと思います。商大生のみなさんが、それぞれの「きっかけ」を見つけてくれれば、と願っています。