秋野さんからの卒業旅行紹介

shoudai-kun2010-03-15



今日は,この春卒業をむかえる卒業生の秋野さんから自身の卒業旅行を紹介してもらうよ〜。

とっても充実した旅行だったみたいだね!!

では,秋野さんお願いしま〜す♪


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


私は小樽商科大学4年の秋野舞里紗と申します。


今回はモラトリアム最後のビックイベントである卒業旅行について、レポートさせて頂きます。
人生の先輩は過去の学生旅行に懐かしみ、これからの学生は未来の卒業旅行に思いを馳せて頂ければと思います。


私の学生生活は…


「我の学生生活悔いなし!」

と胸をはって言える程、大変忙しく充実した4年間でした。
自分の学生生活を道にたとえると、数え切れないほどの素晴らしい出会いに導かれて、入学時にはまったく想像できなかった素晴らしい場所に立っています。

人が人に与える影響力のすごさを肌で感じ、忘れられない感動の連続でした。どれほど感謝をしても、足りない程です。



卒業旅行は、そんな学生生活を凝縮したような楽しく濃厚な時間でした。
大学の親友と韓国旅行に行き、
サークルの戦友とは宮崎旅行に行きました。


どちらの旅行もご当地グルメはもちろんのこと、パンフレットに載っている名所もしっかりと観光してきました。

「箸が転がるだけでおもしろい」高校生のように、笑いが絶えず、お腹が痛くなるほどでした。
心友といく旅行はもうそれだけで面白く楽しいということは、皆様も自身の体験を考えれば容易に想像できることと思います。

韓国と日本の宮崎は、気候も文化もまったく異なりますが、ひとつだけ共通点がありました。
それは、地元の人達がサービス精神に溢れ、とても暖かいことです。

私達が韓国に行った時期はとても寒く、会う人会う人に「なんでこんな一番寒い時に来たの〜」と言われたほどです。



そんな寒い中、パンフレットに載ってるカップケーキ店に行きたい私達は、複雑な(主観)地図と格闘し、目的地を目指しました。

しかし、歩けども見つからず、人に聞けども誰も知らず、手足の感覚はなくなり、途方にくれてしまいました。


そんな私達の近くにいたカワイイお姉さんにすがる思いで道を尋ねました。
幸運なことに、そのお姉さんは英語に加え、少々の日本語も話せる才女でした。

残念ながら、韓国では有名なお店ではないらしく、お姉さんも知りませんでしたが…
なんとそのお姉さんは自分の友人に電話し、終いにはお店まで電話をし、私達をお店まで案内してくれたのです。


お姉さんとお別れをし、お目当てのカップケーキを購入した私達は、その後偶然にも、横断歩道で用事をすませたお姉さんと再会しました。

私達はお礼の気持ちを込めてカップケーキをプレゼントしようとしました。
けれど、お姉さんはなかなか受け取ってくれず、私達にこう言いました。

「私は、東京に行ったことがあって、その時本当に日本の人達に優しくしてもらった。私もそうなりたいと思っていた。だから本当に受け取れない。

私がしたかったんだから。」

そう断るお姉さんに無理矢理カップケーキを渡すと、お姉さんは感動して涙を流してくれました。
その時お姉さんから頂いた「ありがとう」は今も鮮明に思い出します。


お礼を言うべきは私達なのに、お姉さんに感動して、私まで目頭が熱くなってしまいました。

お姉さんと出会った時間はほんの一瞬なのに、私に与えた影響は多大なもので、私はこのことを生涯忘れないと思います。


ここには、とても書ききれませんが、宮崎でもステキな人達がたくさんいました。

また、このようなステキな出会いを共有できる心友との「かつての出会い」がかけがえのないものであることは、言うまでもありません。


最後の最後まで、私の学生生活は「人と人とのつながり」ということを考えさせられるものでした。


この4年間で出会った人達が、4月から社会人として頑張る心の支えになると確信しています。


それぐらい、小樽商科大学での4年間は貴重で素晴らしいものでした。


この場を借りて全ての人にお礼を申し上げます。

本当に本当に、心をからありがとうございました。



また、書き出す時には想像できないほど、長くなってしまいましたが…


最後までお付き合い頂きありがとうございました。
最後に、やはり、この心の叫びで閉めさせて頂きます。


「我が学生生活、悔いなし!!」