第2回「課題説明」

企業の方からの説明


問題解決型授業の第2弾だよー。「企業の問題を商大生が解決する!」という授業だけど、今回は、企業の担当者の方が教室に登場。「うちの会社はこんなことをやってます、これを解決してください」という説明をしてくれました。

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今日は、小樽オルゴール堂、田中酒造、中央バスの方々が教室に来られた。パワーポイントなどを使い、各社10分間くらいで「対象事業、背景説明、抱えている問題点、これまで実施してきた対策」についての説明があった。共通していた課題は、「どうしたら来客数を増やせるか?」という点。

小樽の観光名所の一つである小樽オルゴール堂からは、「外国人観光客が伸びているが、来客数の総数は横ばい。日本人観光客のリピートをいかに促すか」という課題が出された。

日本酒業界において革新的な経営で知られる田中酒造は、観光客にターゲットを絞り、亀甲蔵という見学型施設をテコに売り上げを伸ばしてきたが、現在、「日本酒という製品の枠を超えて、どのようにビジネスを展開していくか」という点を模索しているらしい。

中央バスからは「小樽天狗山ロープウェイ」「おたる散策バス」という2つの事業について説明があった。夜景が売り物の天狗山は「夏の観光、夜の観光をいかに伸ばすか」、おたる散策バスは「いかに利用者数を増やすか」という課題に取り組んでほしいとのこと。

説明を聞いた学生は、取り組みたい事業(第1〜第4希望)をアンケートに書き込み、提出。チーム発表は来週だ。

最後に、学生は「行動力、論理的思考力、対人コミュニケーション」など、自分の能力を自己評価シートに記入。これは、授業の前と後で自己評価し、問題解決型の授業を通して、どのくらい成長したかを把握するという狙いがある。

そして来週は、実践的な演習が開始される。